東宝決算「鬼滅の刃」大ヒットも、コロナ影響で最終利益は6割減

東宝決算「鬼滅の刃」大ヒットも、コロナ影響で最終利益は6割減

映画大手の東宝は、今年2月までの1年間の決算で最終利益が前の年からおよそ6割減少したと発表しました。

 東宝が発表した今年2月までの決算によると、最終的な利益は146億円となり、過去最高益を記録した前の年からおよそ6割減少しました。新型コロナウイルスの感染対策として実施された休館や入場制限の影響が大きく、傘下の「TOHOシネマズ」では売上が半減し、赤字に転落しました。

 去年10月に公開され、日本映画史上最高の興行収入を記録している「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が売上を牽引したものの、新型コロナの影響が上回った形です。

 同時に発表した来年2月までの業績予想では、今後感染が再拡大した場合でも劇場への休業要請はないという前提で、最終利益はおよそ40%増の205億円と見込んでいます。(13日18:07)